ピアノ初心者が楽しく上達するための8個のヒント

ピアノの練習はとにかく繰り返しの反復練習が必要で、何よりも継続することが大切です。

この反復練習と継続。

壁にぶつかると練習する気がなくなったりモチベーションの低下につながっていきます。

練習するなら楽しく続けたいと思いませんか?

また、楽しく練習を続けるためにみなさんはどんな工夫をしていますか?

今回の記事では、ピアノ初心者さんが楽しく練習できてピアノが上達するためのヒントを8個ご紹介します。

この記事を読むことで、8個のヒントからあなたにピッタリな楽しい練習方法が見つかるはずです。

そして、ピアノの練習が楽しいと感じられれば練習そのものを継続できピアノの上達にもつながります。

ぜひこの記事を最後までご覧いただき、あなたにとっての楽しい練習方法を見つけてみてください。

目次

結論

楽しく上達する8個のヒントは次の通りです。

  1. 好きな曲を選ぶ
  2. 楽譜を使う
  3. 少しづつ区切って繰り返し練習する
  4. 指の動きを覚える
  5. ご褒美を取り入れる
  6. ピアノという楽器を楽しむ
  7. レッスンを受ける
  8. 一緒に練習する仲間を見つける

私の考える楽しく練習するためのヒントはこの8個になります。

では、次に1つずつ解説していきます。

好きな曲を選ぶ

練習が楽しくなるための1番のポイントは好きな曲を選ぶことです。

まずは知っている曲で弾いてみたい好きな曲を選びましょう。

よく聞いている曲や、憧れている曲なんかでもいいと思います。

好きな曲だと、自然に練習時間も回数も増えるものです。また、好きな曲や知っている曲だと、その完成形もわかっているので練習も取り組みやすくなります。さらに、問題点など弾けない部分も容易に判断することができるので効率のよい練習ができます。

こちらの記事では練習を効率よく進める方法をご紹介しています。

楽譜を使う

好きな曲を練習するのであれば、誰かが弾いている姿を見て耳コピーして反復練習をする方法もあります。でも、これでは曲の雰囲気はわかっても、いつまでも曖昧な部分があったり、いつも同じ場所でうまく弾けなかったりと結局は遠回りな練習になることも。

練習する時は楽譜を使いましょう。

現在、楽譜はインターネットなどで1曲から購入できます。また、難易度も超入門編から上級者向けまで様々なレベルで展開されています。アレンジ違いもたくさんあります。

私はよくヤマハのぷりんと楽譜を利用しています。

楽譜を使って練習することに慣れていない人は、この機会に楽譜の使って練習することに挑戦してみてはいかがですか?知っている曲の楽譜ならわりと理解しやすいと思います。

また、楽譜を使うことで、正確な音やリズムを把握することもできます。さらに、耳コピーだと曖昧なままになってしまいがちな部分も楽譜があればいつも同じように再現することができます。

音符の読み方はもちろん、注意点なども自分で自由に書き込んで練習することができます。

初心者さん向けの楽譜の読み方についてはコチラの記事で説明しています。

少しづつ区切って練習する

ピアノを弾いていると、1曲を通して初めから最後まで弾きたくなってしまうものです。

最後まで自分の満足できる演奏ができているのであれば、それでいいのですが、満足のいく演奏ができていないのであれば練習が必要です。

その場合は、弾けていない部分を短く区切って練習することがオススメです。

また、新しく練習を始める曲も同じように短く区切って練習を進めていくことが楽しく練習するポイントの1つです。

曲はだいたい2小節から4小節のまとまりでできていることが多くあります。このまとまりに練習番号をつけて区切って練習していくと、確実に弾けるようになり曲の完成に近づくことができます。

私自身も、初めて練習するような曲の場合、フレーズごとのまとまりに分けて1つの部分を集中して繰り返し練習しています。

指の動きを覚える

音符の上か下に書かれてある数字は、指番号です。

指番号は守って弾くことがオススメです。いつも同じフレーズで同じ指を動かし続けることで、その動きを覚え、スムーズに弾けるようになります。

スムーズに弾けるようになると練習が楽しいと感じられるようになり、練習のモチベーションアップにもつながります。

もし、記載されている指番号でどうしても弾きにくい箇所があれば、自分の弾きやすいオリジナルの指番号へ変更することもアリです。

とにかく同じフレーズをいつも同じ指で弾くことが上達への近道となります。

指番号をいつもきちんと守って練習することは少し堅苦しく感じることもあるかもしれませんが、曲を効率よく上達させる方法でもありますので、練習の初めから意識して守るように心がけましょう。

ご褒美を取り入れる

いつも練習とご褒美をセットにする必要もないのですが、練習を楽しく取り組むために、たまにはご褒美も取り入れてみてはいかがでしょうか?

私が主宰する教室の生徒の中には「ピアノの練習が終わったらYouTubeをみる」という子どもの生徒さんもいます。その生徒さんはYouTubeを見るためにピアノの練習も頑張っているのですが、毎日続けているのでピアノの方もしっかりと上達しています。

ピアノの練習は楽しいことばかりではありません。だからこそ、たまにはご褒美を用意してモチベーションアップにつなげましょう。

ピアノという楽器を楽しむ

ピアノは鍵盤楽器なのですが、200本以上の弦が張られているので「弦楽器」ともいえますし、ハンマーで弦を打って音を出すので「打楽器」ともいうことができます。

音を出すには、鍵盤を下に押して中のハンマーが弦を打つことで音になるのですが、演奏する人のちょっとした力加減が良くも悪くも音の響きに直結します。

同じように弾いているつもりでも、刺々しい響きになったりまろやかな響きになったり・・。

また、ピアノは両手でメロディーと伴奏を同時進行で演奏していきますが、その中には、主旋律になっている部分やハーモニーを担当している部分、また、ベースをとっている部分がありリズムを刻んでいる部分があり・・・と、こまかく見ていくと、一つの演奏の中に様々な効果を狙った部分が隠れています。

ピアノを弾くことはもちろんですが、ピアノの音色や弾き方、演奏の効果などにも注目して練習してみると今までとは違う楽しみ方が生まれてくるのではないでしょうか。

レッスンを受ける

上記でお伝えした内容を一人で黙々と取り組んでいくことも可能ですが、音楽教室などへ入会しレッスンを受けることもピアノの練習を楽しくする方法の1つです。

従来の教室に通ってレッスンを受けるスタイルの他に、今ではオンラインレッスンも充実しています。

教室に通うレッスンだとピアノの生の音を聴きながら、先生の呼吸や指先の使い方を細かく指導してもらえるメリットがあります。

オンラインレッスンの魅力は、なんといっても教室までの移動時間を省くことができるほか、先生との都合が合えば何時からでもレッスンを受けることが可能です。さらに、世界中のいろんな先生からのレッスンも受けられるという魅力も!

いずれにせよ、レッスンを受けることは、私もオススメです。

独学では見落としていた部分や、自分では良いと思っていたことも、レッスンを受けることで新たな発見につながります。

また、先生に練習や完成度の方向性を示してもらうことで、効率よく練習することができるようになります。

楽しく上達するために、定期的にレッスンを受けることをオススメします!

一緒に練習する仲間を見つける

ピアノの練習は孤独になりがちです。

例えば、弦楽器を練習している人達は、一人で練習しているだけではなく、数名で集まってアンサンブルを楽しんでいます。仲間と一緒に演奏することで、音楽に厚みができ美しさが増します。何より、仲間と一緒に1つの曲を作り上げることを楽しんでいるのです。

一方、ピアノは独奏曲も多く、一人で練習し自分の納得いくところまで完成させてまた次の曲の練習が始まり・・・といつまでも一人で完結してしまうことが多い印象です。

そこで、自分と同じようにピアノを練習している仲間がいることで、情報を共有したり悩みを相談できたり、また、仲間の演奏を聞くことで自分の練習のモチベーションを上げる事にもつながります。

仲間との定期的に練習曲のお披露目会などを開催すると、その目標に向かって練習もはかどるかもしれません。

近頃はストリートピアノの数も増えました。

ピアノを頑張る仲間たちと日程を決めてストリートピアノでお披露目会なども楽しそうですね!

まとめ

いかがでしたか?

今回お伝えした、ピアノ初心者さんが楽しく上達するための8個のヒントは以下の通りです。

  1. 好きな曲を選ぶ
  2. 楽譜を使う
  3. 少しづつ区切って繰り返し練習する
  4. 指の動きを覚える
  5. ご褒美を取り入れる
  6. ピアノという楽器を楽しむ
  7. レッスンを受ける
  8. 一緒に練習する仲間を見つける

今回の記事は、ピアノの練習を始めた初心者さんに限らず、今現在ピアノの練習を頑張っている人の多くにオススメできる楽しく上達できるヒントになったのではないでしょうか。

私は、音楽は心を満たす栄養素だと思っています。

ピアノの練習が苦しくなってきている方、どうしても練習をやる気になれない方などは、ぜひ上記8つのヒントを参考にご自身にあった楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。

みなさんのピアノライフを応援しています!

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この記事を書いた人

管理人のアバター 管理人 音楽教室の先生

地方の音楽大学を卒業後、大手音楽教室に10年勤務。現在は独立し個人音楽教室を主宰。元気な男児を育てる母でもあります。
このサイトでは、音楽教室講師としての経験や知識、子供を育てる母親としての子育てお役立ち情報をお伝えしています。

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