大人のピアノ初心者が独学で練習するための6つのヒント

子どもの頃に習っていたピアノを再開しようかな・・・

いつかピアノが弾けるようになりたいな

近頃のストリートピアノでの演奏やYouTubeなどの動画配信を見て、そう思う大人のみなさんも多いのではないでしょうか?

大人になってからでもピアノを始めることは決して遅くありません。

「ピアノを弾きたい!」と思った時が始めるタイミングです!

しかし、いざピアノを始めようと楽器を準備したのはいいけど、何をどう取り組んでいけばいいのかわからない・・なんで人も少なくはありません。

また、どこかのピアノ教室に通って練習をする前に「自分でできるところまで練習しよう」という考えの方もいると思います。

そんな大人のみなさんのために、今回の記事では、独学でピアノを練習するヒントを6つにまとめました。

忙しいスケジュールの中でも無理なく取り組める基本的な練習のヒントになりますので、ぜひ参考にして、あなたの楽しいピアノライフをスタートしてみてください!

目次

練習のヒント6つ

結論からお伝えすると、私がオススメする独学でのピアノ練習法は次の6つです。

HINT
  1. 基本的な技術を練習する
  2. 短い時間でも練習する
  3. 曲を小節単位で練習する
  4. 音楽理論を学ぶ
  5. 自分で録音して聴く
  6. 気持ちを切り替える

1つずつ解説していきます。

1.基本的な技術を練習する

まずは基本的なことを確認と技術を練習しましょう。

ここで言う、基本的なこととは、次の3つです。

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  1. 正しい座り方
  2. 指の使い方
  3. 基本的なリズム

正しい座り方

ピアノを演奏する時の正しい座り方はご存じですか?

椅子の高さ・鍵盤との距離・まっすぐな背筋を意識することが重要です。

過去にこちらの記事で解説していますので参考にしてみください!

指の形と使い方

また、指の形や使い方も重要です。

腕の力を抜いてダランとおろした時の手の形のままで鍵盤にのせてみてください。

手首から指先にかけて、指が自然なカーブを作っていると思います。

これがピアノを弾くときの正しい指の形となり、この形が崩れないようにピアノを弾いていくのです。

変な癖をつけたままでピアノの練習を続けると、上達が遅れたり、腱鞘炎につながる可能性も・・

正しい指の使い方についても過去に解説していますので参考にしてみてください。

基本的なリズムの考え方

さらに、基本的なリズムの考え方についてはこちらの記事。

リズムを作る基本となる3つの音符について解説しています。

このように、3つの基本事項を1つずつ確認してみましょう!

初めは1つ1つの確認が面倒だなと思っても、1度理解してしまえばそのまま使えることや、続けていくことで覚えてしまうし必ず習慣になります。

ぜひ初めのうちから意識的に確認しましょうね。

私も自分の教室の生徒さんには、習い始めの頃に何度も繰り返し伝えて一緒に確認しています!

2.短い時間でも練習

大人のピアノ練習は短時間勝負

ピアノを弾けるようになるためには、毎日短くてもピアノに向かう時間を作ることが大切です。

忙しい日々のスケジュールの中で、短時間でも、集中して練習することが上達へとつながります。

ピアノ練習を短時間でも確保するために、次のようなことを工夫してみてはいかがでしょうか?

HINT
  1. 練習する時間を決める
  2. 練習する曲を事前に選んでおく
  3. 短い時間でもウォームアップを行う

1.練習する時間を決める

例えば「食事が終わったら練習」「朝起きたらまず練習」など、日常生活の1部分に結びつけて練習時間を決めてしまえば練習が習慣化しやすくなります。

もちろん「毎日7時になったら練習」などと具体的な時間を決めてもいいですね。

ご自身のライフスタイルに合った練習時間を決めてしまいましょう!

2.練習する曲を事前に選んでおく

数曲を並行して練習している場合には、この方法が効果的です。

その日練習する曲を事前に決めておきましょう。

さらに、その曲を「どう弾けるようになりたいのか」などという目標も決めておくと、短時間でも集中して効果的に練習できます。

例えば、「指番号を正しく弾けるように覚える」「強弱などの表現を考えて弾く」など。

3.短い時間でもウォームアップを行う

短い時間の練習でも初めにウォームアップの練習を取り入れることで、手や指を温め、動きが滑らかになります。

そうすることで、短い時間の練習でも効果的に取り組むことができるのです。

このウォームアップは、短い練習曲を数曲でじゅうぶんです。

私は自身の教室でもよく使用しているバーナムピアノテクニック導入書をオススメしています。

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このテキストの練習曲は、1曲がとても短く練習のポイントも的を絞って作られてあるので短時間でのウォームアップとして最適だと言うことができます。全力でオススメです!

3.曲を小節単位で練習する

1つの曲は、だいたい2の倍数の小節でまとまっていることが多いです。

例えば、2小節のまとまり、4小節、8小節・・など。

このまとまりごとに短く区切って練習することも短時間での練習に効果的です。

前述した通りピアノは毎日「短い時間でも練習」することが大切なので、そのためにも、短く区切ってその部分だけを集中して練習することが上達につながります。

また、短く区切って集中して練習することで、音の順番を覚えるだけでなく、正しい指番号や指の使い方、左右の音量のバランス、音の重なりなども考えることができるので、早い段階からの暗譜へとつながりやすくなります。

暗譜できると、ますます自分の演奏に集中できるので、完成度がレベルアップしますよ!

4.音楽理論を学ぶ

ただ、ピアノが弾けるようになるだけではなく、音楽に深みをつけるために、音楽理論を学ぶこともオススメです。

「音楽理論」と聞くと、すごく難しく聞こえるかもしれませんが、少しずつ学習していくことで理解が深まっていきます。

初心者の場合は、まずは基本的な知識から始め、実際に演奏しながら学んでいくと良いでしょう。

自分の好きな曲を演奏する中で、少しずつ音楽理論を学び、結び付けていくとピアノの演奏に深みが増し、ますますピアノが楽しくなるはずです!

5.自分で録音して聴く

練習を録音して振り返ることもオススメです。

例えば、その日練習したところを携帯電話などのボイスレコーダーに録音し、翌日聴いてみる。

初めのうちは、ピアノを弾くことに精一杯でなかなか自分の演奏を同時に聴いて判断することは難しいことです。

録音することで、自分の演奏の振り返りができます。

今練習している曲に対する元々のイメージと録音した自分の演奏はどうですか?

音の合ってる・間違っているという違いを確認するための録音ではなく、両手の音量のバランスだったりリズムやフレーズのまとまりはどうですか?

つなげて弾きたいところで切れていませんか?

案外、確認点は多くあります。

自分の演奏を録音して振り返り、改善していきましょう!

自分のイメージに近い演奏になっていきますよ!

6.気持ちを切り替える

とは言え、練習に飽きたり、やる気が出なくなったときは、気持ちを切り替えることが大切です。

休憩したり、別のことをして気分転換することで再び練習に取り組むことができます。

あまり無理をせず、細く長くピアノを楽しんでいくことをオススメします!

やる気のなくなった時は、他の人の演奏を聞くこともいいですね。

甘いスイーツなんかを食べたりして気楽に続けていきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

このブログでは、大人のピアノ初心者が独学でピアノを練習する方法を6つご紹介しました。

6つの練習方法
  1. 基本的な技術を練習する
  2. 短い時間でも練習する
  3. 曲を小節単位で練習する
  4. 音楽理論を学ぶ
  5. 自分で録音して聴く
  6. 気持ちを切り替える

最後に、継続的な練習が大切であることを強調しました。

忙しいスケジュールの中でも、毎日少しずつ練習することが効果的な練習につながります。

ピアノを練習することで、音楽を通じて自分自身を表現することができるようになります。

独学でピアノを練習している、または、これから練習を始めようと思っている大人のみなさん、ぜひこの記事に書かれてある6つの方法を参考にピアノライフを楽しんでください!

そして、いつか私にもその演奏を聞かせてくださいね!楽しみにしています!

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この記事を書いた人

管理人のアバター 管理人 音楽教室の先生

地方の音楽大学を卒業後、大手音楽教室に10年勤務。現在は独立し個人音楽教室を主宰。元気な男児を育てる母でもあります。
このサイトでは、音楽教室講師としての経験や知識、子供を育てる母親としての子育てお役立ち情報をお伝えしています。

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