自分のお世話は自分でできるように親として取り組んだこと

 私には子どもが一人いて、現在5歳。私が産後6週間で仕事復帰したことから、息子には「自分のお世話を自分でできるように」してもらう必要があったのです。その結果、5歳になった現在、まだまだ要領は悪いし甘える部分も多くありますが、日常の様々なことを自分で考えて取り組めることも増えてきました。

 今回は、息子が自分のお世話が自分でできるようになるまでの私自身の取り組みで効果があったと実感したことをご紹介します。

目次

結論

  1. お風呂で湯船につかるときは必ず10まで声に出して数えていた
  2. 指先を使った遊びをたくさん取り入れた
  3. 1歳頃から数字カードや積み木などで数字遊び
  4. 朝の準備を表にして視覚化した
  5. 指示をせずに一言だけ声をかけあとはほったらかした

以下で詳しく説明します。

お風呂で湯船につかるときは必ず10まで声に出して数えていた

 私自身、これが一番良かったのではないかと思っています。息子が0歳の頃から、お風呂に一緒に入った際は必ず1~10までの数字をゆっくりはっきり数えていました。その時は、大げさなくらい口も大きく動かして、言葉と口の動きが一致するように、とも思って数えていました。

また、息子が1歳半くらいになると、お風呂用の数字ポスターを壁に貼ってお風呂に入るたびにそれを見て遊んでました。これも数字を見て聞いて覚えることにつながったと思っています。

さらに、同じくらいの時期にお部屋用にと大きくて数字の見やすいアナログ時計も購入しました。次の予定を知らせるために「長い針が〇の数字になったら△しようね」などと日々声掛けして時計の数字にも触れていました。

この結果、3歳までには12までの数字は読めるようになっていたので、幼稚園の朝の準備は一緒に時計を見ながら進めることができました。

指先を使った遊びをたくさん取り入れた

 指先をたくさん使うことは脳の発達にとても良い刺激を与えます。

 息子がまだ寝がえりをしないうちから、赤ちゃん用のおもちゃを手に握らせていました(誤飲・窒息の危険のないもの)。また、座れるようになった6か月あたりから、ポットン落とし遊びや1mくらいのプラスチックチェーンを引っ張る遊び、シールをはがす遊びや紙を破ったり丸めたり、とにかく指先を使う遊びをたくさん取り入れていました。

1歳頃から数字カードや積み木などで数字遊び

 毎日のように1~10までの数字を聴いていたので、次は実際の数字(おもちゃ)を並べて遊びました。その時も、数字を見て声に出して読んで遊びました。それにプラスして数字の数だけ積み木を取り分けていました。

朝の準備を表にして視覚化

 幼稚園に行くようになった3歳の頃。少しづつ自分の事を自分でやってもらおうと『準備リスト』の表を作りました。準備の工程を1つずつ写真に撮り、裏にマグネットをつけ、大きく作った『準備リスト』に張り付けていくという取り組み。写真は全部で4枚。①朝ごはん②お着換え③歯磨き・顔洗い④トイレがあり、項目をクリアすると表の「できた!◎」の欄に貼っていきます。準備に必要な項目が写真で表されているので3歳の息子もわかりやすかったようです。息子本人が「できた!◎」にマグネットを貼れるように表を冷蔵庫の側面に貼っていました。(ただし、この時期は絶賛イヤイヤ期。毎日思い通りにはいきません)

指示をせずに一言だけ声をかけあとはほったらかし

 4歳になったころからは、幼稚園バスが来る時間やそれまでの準備の工程がほぼ全て把握できていました。私もはじめは「時計の長い針が3になったら着替えてね」「長い針が6になったらバスくるよ」などと細かく伝えていましたが、なにしろ私も朝の準備と家事に追われています。すると、ちょっと声をかけただけなのに「ママが怒った!」とそこから親子バトルに発展し余計時間がかかるので(笑)様子を見ながら手伝っていたこともあります。

ですが、5歳になってからは出発の30分前に一言「時間見てね」とだけ伝え、あとはほったらかして私は自分の準備と家事に専念しています。この方法は、息子には最適で自分で時計見ながら自分のペースで準備を進めることができ、親子関係も平和です。もちろん、息子がスムーズに支度できるように制服や持ち物などは、私が先にまとめて定位置に置いています。

まとめ

 私が仕事をするために「息子に手をかけてあげられない」というのが一番の理由で自分の事を自分でできるように仕向けて行った感じですが、結果、自分で考えて動けるようになったことで私自身ラクになった部分も多くあります。

 このように『自分のお世話を自分でできるように』するためには、指先のトレーニングや数字の知識をそれまでにたくさん取り入れてあげることが重要だと考えます。

 あとは、多少の失敗も多めに見てほったらかすくらいの大きな気持ちも必要ですね。

そんな我が息子は、自分で着替えた制服の蝶ネクタイは首輪のように直接首にセットしているし、肌着の前後ろ間違いは頻発しているし、シャツは出てるし・・それでも毎日元気に登園しているので良しとしています(笑)

全国のママたち!本当に毎日子育てお疲れ様です!!

子ども数だけ子育ての方法があります。私の考えや方法が最適とは限りませんが、何かの参考になれば幸いです。日々の子育て、力を抜いて頑張りましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

管理人のアバター 管理人 音楽教室の先生

地方の音楽大学を卒業後、大手音楽教室に10年勤務。現在は独立し個人音楽教室を主宰。元気な男児を育てる母でもあります。
このサイトでは、音楽教室講師としての経験や知識、子供を育てる母親としての子育てお役立ち情報をお伝えしています。

目次