電子ピアノで練習している人が意識してほしいこと3選!

 私の教室の多くの生徒さんが電子ピアノで練習しています。電子ピアノでの練習は悪くはないのですが、やはりグランドピアノとは構造が違う楽器なので意識して練習しないと、練習時間が無駄になってしまいます。

 とはいえ、近頃の電子ピアノはその性能も進化していますので、グランドピアノと近い音質やタッチになっているものが多くなっている印象です。ですが、やはりグランドピアノの「生」の音と比べると電子ピアノはスピーカーをとおして聞こえる音であり、鍵盤についているセンサーが反応して音を出すものなので、いくら「グランドピアノと近くなっている」とはいえ全く別の楽器であることに変わりまりません。

 では、電子ピアノで練習している人は何に気を付けて取り組めばいいのでしょうか。

 この記事では、私が今までの生徒さんとのレッスンで気づいたことや、私自身が電子ピアノを弾いて経験したことを通して、これを意識して練習するとグランドピアノ(アコースティックピアノ)で演奏した時もうまくいくよ!というポイントを3つシェアしたいと思います。

目次

1.指先への意識

 グランドピアノやアップライトピアノなどのアコースティックピアノの鍵盤は、見えている鍵盤の長さと同じくらいの長さがピアノの中に伸びています。それがテコの原理でハンマーを押し上げ弦を打って音が出ます。一方、電子ピアノは、見えている鍵盤の長さは同じでも奥に伸びる部分は短く、その先にあるセンサーが反応して音になるのですが、鍵盤の長さが違うということは、それだけ指先にかかる重みに違いが出てきます。なので、電子ピアノで練習している人は指の力が弱くアコースティックピアノで弾いたときに、弱々しい音になりやすい傾向にあります。

 日頃から、指先の形や力の入れ方を意識して練習すると効果的です。

2.音の響きの意識

 電子ピアノは、メインボリュームをコントロールすることができたり、ヘッドフォンを使って時間を気にせず練習できる利点があります。ですが、これでは音の響きの美しさを感じることは難しくなります。たとえば、曲の中でf(フォルテ)が出てきたとき、ただ「強く」弾くことはできても、力強いfなのか、不気味なfなのか、深みのあるfなのか・・そういった細かいニュアンスは電子ピアノで表現するには限界があります。

 日頃から、自分の出したい音の響きをイメージして練習してみましょう。

3.鍵盤をしっかり押し込む意識

 これは、1での内容と重複するのですが、日頃、電子ピアノで練習している人が指先の意識をせずにアコースティックピアノ弾いてしまうと打鍵が浅くなりがちです。これが弱々しい音になる原因ともいえます。打鍵が浅いとf(フォルテ:強い音で弾く)もp(ピアノ:弱い音で弾く)も思うように響きません。

 日頃から、鍵盤をしっかり下まで押し込む意識をもって弾きましょう。

まとめ

 私自身、数か月前に1週間ほどグランドピアノには一切触れず、1日3時間程度電子ピアノで練習したことがあります。新しく練習した曲を仕上げて、いざグランドピアノで弾いてみると・・音はスカスカ、ミスタッチは多発、おまけになんとも貧弱な響きでとてもショックを受けました。

「電子ピアノで練習していた時は弾けていたのに!」

↑このセリフ、私が音楽教室の講師になってから現在までにレッスンしてきた多くの生徒さんからよく聞きました。弾けない原因は「指先」「響き」「鍵盤」の意識をせずに、ただ楽譜通りに音を弾いたから。

 このことを自分自身が経験したことで、生徒さんへの声掛けもかわり、教室へ来る生徒さんの演奏はずいぶんよくなりました。

電子ピアノでの練習は、悪くはありません。日頃の意識次第です!

みなさんの音楽ライフ応援しています!

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この記事を書いた人

管理人のアバター 管理人 音楽教室の先生

地方の音楽大学を卒業後、大手音楽教室に10年勤務。現在は独立し個人音楽教室を主宰。元気な男児を育てる母でもあります。
このサイトでは、音楽教室講師としての経験や知識、子供を育てる母親としての子育てお役立ち情報をお伝えしています。

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